※この記事はフィクションです。
前年は最下位に終わりながらも、来季への光明を見せたアへタンズ。
迎えたのはドラフト。今年は戦力補充に繋がる選手は獲得できるのだろうか……。
そこで、まさにアへタンズにうってつけと言える選手が現れる。
ミートB、パワーEとアへタンズに最適な選手である。
悩むことなくこの選手を1位指名。単独で獲得できたことで球団はガッツポーズを決めた。
ドラフト1位 小峯選手
ドラフト2位 赤羽選手
ドラフト3位 岩波選手
ドラフト4位 正津選手
なお、小峯選手の本当の能力はミートⅮパワーEだった模様。どうして……
案の定FAで獲得できる選手はいなかったため、安定のスルー。
ならばトライアウトと野獣のように選手を探すが……こちらも戦力を大いに増大させそうな選手は見当たらず。
得能継承の意味も込めて、ディクソン選手と十亀選手を獲得した。
思うような戦力補強が出来ず、悶々とした気持ちでキャンプに臨んだアへタンズ。
しかし選手たちはそんなことを考えている暇はない。ひたすらに最下位脱出を目指し、パワーを付けないように体を鍛えぬく。パワーを付けてはいけないのだ。
3年目のチームスローガンは「転機」というもの。
最下位常連のチームから、優勝を目指すチームに変わろうという意味がこめられた。
そして、開幕日が近づく……
オーダー
先発
3年目先発陣の最大の特徴は、去年までいなかった4球種の二人がローテ入りしたこと。
ベテランにさしかかっている二人だが、多彩な変化球を用いて抑えるピッチングを期待したい。
また、このチームでは珍しい若手である與座選手の活躍にも注目だ。
中継ぎ
齋藤選手以外は去年と同じメンツが揃っているため、こちらは衰えとの勝負となる。
だましだましの印象は否めないが、それでも他球団と遜色ない活躍が期待できるだろう。
野手
1番ⅮH 柳町選手
2番ファースト 茶谷選手
3番レフト 渡邊選手
4番ライト 藤岡選手
5番サード 倉本選手
6番セカンド 柴田選手
7番センター 松本選手
8番ショート 大和選手
9番捕手 加藤選手
1番と2番にミートBの選手が入ったことが特徴。
そこまで打線が変わっていなかった2年目とは違い、比較的陣容が変わっており、今年のマスクは加藤選手が被る。
今年こそは違うと、そんな意思を示すかのようなオーダーで、アへタンズは3年目の開幕を迎えた……。
開幕投手は山中選手。
エース山本選手相手には、初勝利は厳しいと思われたが……
なんと、オリックスを下して開幕戦で勝利を掴んだアへタンズ。
開幕戦勝利は3年目にして初めてのことである。
このままの勢いで、アへタンズは今までにない強さを見せる……
……見せられたら良かったのだが、残念ながら現実はそこまで甘くなかった。
勢いが良かったのは開幕戦だけで、その後は順位をどんどん落とし、4月が終わったころには安定の最下位に落ちていた。
しかしその最下位で踏ん張ったアへタンズ。
なんとかかんとか耐え忍び、じわじわと勝利数を伸ばしていく。
耐えているうちに下位のチームが下がってきて、なんとアへタンズは今までにない最下位争いを繰り広げる。
できたのは最下位争いまでで最下位脱出はならなかったが、今までにない今回の結果は、他球団に衝撃を与えた。
アへタンズは3年目にしてついにリーグ最高打率を記録。
まさにアへタンズの名にふさわしい結果となった。得点は圧倒的最下位だったが……
活躍した選手
4球種の投手として復活した楽天の元エース。
規定未到達ながら2点代という防御率を残した。
こちらも規定未到達ながら3割を残した。
去年のドラ1ルーキーの将来に期待が止まらない。
そろそろ成績的に厳しくなってきたか。
チャンスもⅮに下がったため、来季の起用が気になるところだ。
タイトル
柴田選手が3年連続のゴールデングラブ賞を獲得した。
3年目……善戦こそしたものの、結果としては最下位だった。
ここまでの結果を残したからには、次の年からは最下位が当たり前ではない。
新たなプレッシャーもかかるなか、アへタンズは4年目へと突入する。
次回、未定の4年目!(ほんとに未定)