※この記事はフィクションです。
8年目、既にアへタンズのドラフトは始まっていた。
来季の優勝を目指すためにドラフトで戦力補強を目指すアへタンズは、ドラフトで5人を指名。
ドラフト1位 丸岡選手
ドラフト2位 山梨選手(規約違反)
ドラフト3位 土井選手
ドラフト4位 深沢選手
ドラフト5位 雑賀選手
FAは安定のスルー。
トライアウトではロッテを戦力外になっていた益田選手を獲得。
新抑えとして期待がかかる。
パワーを上げない練習をやめたアへタンズは、じっくりコツコツ規約違反にならないようにパワーを上げ、開幕へと気持ちを向け始める。
優勝をするには今年が勝負の年。そう選手たちは考え、優勝のために各々の体をいじめ抜いてきた。
8年目の開幕は、すぐそこに迫っていた。
オーダー
先発
先発は5人中3人が若手として相手打線に挑む布陣に。
数年間規約違反で投手を全く補強できていなかった球団とは思えない陣容に、pwhジェネラルマネージャーは思わず涙した。
中継ぎ
(実は中継ぎ陣に土肥選手も加わっている。写真撮り忘れた)
中継ぎ陣は殆ど去年と同じだが、今年から抑えに益田選手が座る。
嘉弥真選手に代わる新たな守護神として、アへタンズの9回を担う。
野手
1番レフト 西川選手
2番ショート 茶谷選手
3番サード 平沼選手
4番ライト 柳町選手
5番DH 松本選手
6番ファースト 渡邊選手
7番センター 西浦選手
8番キャッチャー 田村選手
9番セカンド 宜保選手
ついに田村選手以外がミートB以上に。
更に開幕後すぐに柳町選手のミートが上がったため、1番~4番までが全員ミートA以上になるというすさまじい打線に。
もう貧打にあえぐアへタンズはどこにもいない。いるのは決定力にあえぐアへタンズだけだ。
こうして、8年目のシーズンが始まった。
アへタンズは上々のスタートダッシュを切り、交流戦開始地点で2位と良い位置につく。
……あれ? なんか交流戦の順位表おかしくね?
さらにアへタンズの勢いは止まるどころか、更に勢いを増していく。
特に上位打線の勢いはすさまじく、シーズン途中からは渡邊選手が大活躍。
誰もが順位を落とすと考えた中、アへタンズは落ちるどころか下位との差を離していく。
そして9月手前で……
ついにアへタンズ初のマジックが点灯する!
パの王者ソフトバンクが必死に追いすがるが、アへタンズはマジックを一つ、また一つと減らしていく。
そして10月、ついに……!
アへタンズは創設以来初の優勝を、8年目にして達成した……!
!?
なんと衰えに衰えた西投手がまさかの最優秀防御率を獲得。
ノリノリ状態を約3か月に渡ってキープするという凄まじい調子の良さを見せ、優勝請負人が本当に優勝を達成させた。
ちなみに野手はこんな感じ。
チーム打率は.299だったが、首位打者を獲得する選手は現れず。
それではいったい誰が首位打者を……? と調べてみたところ、
!?
なんだこれは……なぜプリンセスフォームが首位打者を獲得しているのだ。
その若月さんの活躍があってか、CSFinalにはオリックスが進出。
初戦の先発は西投手。
アへタンズは初戦を落としてしまう。
そして……
まさかの3連敗でアへタンズは王手をかけられてしまう。
どうしたんだアへタンズ! なんのためのアドバンテージだ!
しかしここから巻き返せるのが今のアへタンズである。
一気に2連勝で逆王手をかける。
運命の第6戦。先発は再び西投手。
初戦とは違い、西投手は安定した投球を見せる。
優勢なまま、試合は終盤に入り……
見事アへタンズはCSを突破!
日本シリーズに入る!
しかし、アへタンズが日本シリーズで勝利することはなかった。
オリックスとの死闘で全てを出し尽くしたアへタンズは
続く日本シリーズ、ヤクルトに、ウソのようにボロ負けした……
(ボロ負けと言いながら全部接戦だろと突っ込んではいけない)
日本一になることは出来なかったが、ついに優勝を達成したアへタンズ。
これを機に、既に収まりつつあったアへ単迫害は急激に解消されていき、同時に軟投派への再評価も行われていった。
その煽りを受けてか草食系男子への人気が爆発。流行語大賞では「アへ単系男子」が受賞するなど、世間全体がアへ単を評価するように。
一見ひ弱そうながら、確かな強さを誇る……そんなアへ単の良さが、段々と認められていったのだ。
しかしアへタンズの戦いはここで終わりではない。日本一を目指し、ミート力に磨きをかけるアへタンズナイン。
今度は日本一を目指し……
アへタンズの戦いは、これからだ!!
~完~
(近日中に、アへタンズがその後どのようなチームになっていったかを記事にさせていただきます! 画像中心になるので結構時間がかかると思いますが、気長に待っていただければ……!)
(出だしからひどいペナント記事でしたが、楽しめていただけたなら幸いです! ここまで読んでくれた方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!)
パワヒ。